羅漢とは正式には阿羅漢といい、お釈迦様の教えを求めて直弟子となり悟りを開かれ、お釈迦さまの御教えである仏教をお広めになった方々であります。
今から2,600年ほど昔の2月15日にお釈迦さまは80年のご生涯を終えられました。お釈迦さまご臨終の知らせを聞いたお弟子たち、羅漢さまたちは大急ぎでご臨終の地クシナガラへ集まりました。多くの羅漢さまが悲しみに耐えかねている中、一人の羅漢さまが口走りました。
「お釈迦さまが亡くなると、厳しい戒律も少しは楽になって、自分の好きなこともできるのではないか」
これを聞いたのは常にお釈迦さまのおそばにおられた大長老摩訶迦葉さまです。
「ああ、何ということだ。このまま放っておくと、お釈迦さまの教えが正しく伝わることはない」
お釈迦様のお葬式を済まされた摩訶迦葉さまは、すぐさま羅漢さまたちを呼び集めて、お釈迦さまの御教えである仏教を、より正しく広く伝えることを厳しく誓い合われました。この出来事は、「第一回結集」と呼ばれ、仏教が今日まで伝えられた歴史の中で、とても重要な結集であったとされています。
大法寺においては、境内に羅漢石像を安置することで、この「第一回結集」を現代に再現し、お釈迦様の教えを広めようとしております。現在でも檀信徒様や参拝者様からの御勧請から、少しずつその数を増やしております。
呵々大笑
思いっきり笑え 腹の底から笑え 本気で笑え 笑って笑って笑いぬけ
笑えば無心になる 笑えばすべてが明るくなる 笑えば生きる力が湧いてくる