大法寺の施餓鬼会・年忌法要では、天台宗法義に則り「法華懺法」を奉修いたします。
法華懺法は天台大師智顗(ちぎ)(538~597年)が定めた『妙法蓮華経普賢菩薩勧発品(かんぱつぼん)』に基づいて、我々が犯した六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)の罪障を懺悔する勤行です。
我々が日ごろおかした罪を懺悔(ざんげ)することで、亡くなられた方々の極楽往生を祈るために奉修いたします。次第は以下の通りとなります。
①列讃
導師着座のために讃ずるものです。
②総礼三法
一心に三宝を礼拝し一切を敬う心をあらわします。
③供養文
お供えが全ての仏にいきわたり、法要が成就することを祈ります。
④敬礼段
我々の罪が滅罪するよう、多くの諸仏菩薩に一心に敬礼をしめします。
⑤六根段
我々が犯した六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を懺悔し、清浄いたします。
⑥四悔
四つのかたちで懺悔をいたします。
⑦十方念仏
法華経の教えに従い十方の仏を念じます。
⑧法華経安楽行品
法華経安楽行品を読経いたします。
⑨後唄
法要の終わりにあたり讃辞の詩文を唱えます。
以下の読経中に皆様にご焼香をしていただきます。
⑩妙法蓮華経如来寿量品偈
⑪観経文
⑫念仏
⑬念仏回向偈
合掌